Carpenter’s commitment 大工さんに聞く家づくりコラム

お陰様で10周年

株式会社タクミカルは、4月25日で10周年を迎えました。

この10年間に多くの方々と出逢い、お仕事をさせてもらったり、趣味を共有させていただきまして、こころより感謝を申し上げます。

やっぱり人と人の繋がりっていいですね。

人生最高!!

私は高校を卒業して大工の修行に入り、27歳の時に「澤建築」として独立しました。

独立した年の2001年は、アメリカの同時多発テロ事件があった年なのでよく覚えております。

それから10年、更に修行に励み、自らが提案する建築を請け負うために法人成りしました。

その年が、東日本大震災。

ガソリンスタンドに並んだり、計画停電が解除されているのにず~と懐中電灯で生活する中、登記作業を進め「株式会社タクミカル」が創立しました。

何もない倉庫に柱を立て、仕事の合間にコツコツと事務所をつくったものです。

今の事務所とは違いますが、当時は作業場の中に事務所がありました。

スケボーランプの依頼が来て、こう言うものまでつくっていたのですね(笑)

これを細かく分割して、栃木県のお客様まで運んで組み立てました。

お子さんの為に依頼してくれたお父さんの笑顔は今でも覚えています。

懐かしいな~

そんなタクミカルの11年目も宜しくお願い致します。

当時の私も痩せていたのに、たくましく成長いたしました(笑)

ホームページのリニューアルも進めておりまして、制作会社からのヒアリングにお応えしていて気づいたのは、10年前と今では「家」とはについての答えが変わってきているところです。

施主→施工→家守

意匠→構造→設備

意匠→動線→間取

安心→感動→快適

順序は無く、三位一体によって家は成す。

心→技→体、職人も心技体が三位一体とならなければ一流とは言えない。

今現在、完璧とまでは言えないけど十分な状態、つまり必要にして十分まで来ている。

究極は、いるだけで居心地のいい家。

これを目指して精進してまいりますので、これからも宜しくお願い致します。